第1話

ひなこ

初めまして。
主人格の「ひなこ」です。

由里に執筆任せきりだったけれど、由里が表に出ている時間が長くなって、眠気がハンパないみたいだから交代したよ。

あたしは、幼少期に基本人格が解離して眠りについて、代わりに日常生活を送るために生まれた人格。

だから、物心つく頃には
いつか自分以外の人格が表に出て、多重人格の症状が自分以外の人にも分かってしまうんだろうなぁって覚悟してた。

あたしも最初は、自分が作られた人格って認めたくない気持ちもあったけれど、明らかに自分が基本人格じゃないって感覚があったから、認めるも何も、この感覚しか知らないから多重人格じゃない普通の健康な人の感覚が分からないけれど。

特に、あたしと由里の差が激しすぎて多重人格って言ってないのに、周りが先に気づいてしまうくらい全く違うタイプらしい。
だから最近は、何も挨拶しなくても今は○○ちゃんかな？って、当ててくれるお友達が凄い増えて、説明する時間が少なくなったよ。

そして今、猛烈にあたしも眠い（笑）
家の仕事をやった後なのと、お昼ご飯食べた時間的に眠くなってくる時間かな。

眠いが、彼氏帰ってきて隣にいるときには、この小説の内容は恥ずかしいから読まれたくない（笑）

珈琲で眠気飛ばしているが、アメリカンの濃さにしたから効果薄（苦笑）

これでも老舗の喫茶店で何年かバイトしてたから、珈琲や紅茶の味には、かなり厳しいのだ。

今でもオーダー方法や卓番、仕事内容とか割と詳しく覚えてる。
オーダー全部暗記で、金額も暗記だったから新人の頃は中々大変だったけれど、人間関係が凄い良かったから、かなり忙しい喫茶店だったけれど楽しかったよ。
少ししてから、いつの間にか新人さんに仕事教える教育係任せられるようになって、色々自分も改めて勉強になるなぁって思いながら仕事教えたりしてた。

でも、あたしが働いたバイト先とかって、今はもうほとんど存在しない。
なんかあたしたちに対して傷つける言葉とかを言ってきてトラブルになり、あたしが辞めた次の日に閉店。とかも普通にあったし、そんなんで今残ってるところって１店舗くらいしか残ってないよ。
大体３ヶ月以内を目安に潰れていくんだよね。

こんなことが普通に起きるから、学生時代も嫌がらせとかしてきた同級生が怪我したり。
だから周りからは、怒らせると危ない。って思われてた。