第4話

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   派手なメイクに乱れた服装。 態度も悪く、可愛らしさが全く感じられない瞳。 肌は荒れて吹き出物が出来ていた。 記憶の中の愛莉は、天使のように愛らしかったのに……。 「……愛莉……」 数ヶ月の間に、一体何があったっていうの? 訊きたいことは沢山あるのに、名前を口にするだけで、それ以上言葉にならなかった。 愛莉が冷たい瞳で、わたしを凝視する。 それは、拒絶を示していた。 「お姉ちゃんが愛人してるって、本当だったんだ」 「……」 違うと言いたいのに、否定出来ないことが悔しかった。 唇を噛んで何も言えずにいるわたしに、愛莉はさらに言葉を続ける。
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