第4話

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  「ずっとオカシイと思ってた。 お姉ちゃんのこと、パパとママに訊いても、困った顔するだけで何も教えてくれないし……」 「……」 「でもさ、どういう神経してるの?陸さんって、お姉ちゃんの恋人の弟なんでしょ? 自分が楽する為には何でもアリなんだ?」 愛莉は蔑むように鼻で笑うと、キッとわたしを睨みつけた。 「本当、最低っ」 「……」 「何もかも、アンタの所為だったんだ」 「え?」 愛莉の言葉に目を見開いた。 『あたしの所為』とは一体何のことだろう。 身に覚えのない愛莉の言葉に絶句する。
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