第10話

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   友香の自宅近くに到着すると、遠目に友香の姿を確認することが出来た。 何か飲み物でも買うのだろう。 友香は自販機の前で足を止めていた。 無事でよかった。 ホッと胸を撫で下ろした瞬間だった。 黒いバンが友香に横付けすると、あっと言う間に友香を車の中に引きずりこんだのだ。 「友香っ」 我を忘れて車から飛び出し、男の一人を後ろから引き倒すと、思い切り蹴り飛ばした。
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