1.~始まりはいつも突然に~

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私は曲がれ右をした。 フィギュアスケートの選手もびっくりの完璧のターンだったと思う。 だがそのターンが間違いだった。 素早いターンの後にすぐに走るとなかなかのスピードが出る。 そのせいで私は気が付けなかった。 すぐ後ろにもその割れ目が存在することに。 私は自分からその中に入って行く形になってしまったのだ。 その男の名はたしか...。 『霧雨 睦月』(きりさめ むつき) そう、あいつ(自分)は最初から残念だった...。 __________ ________ ______ ____ __
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