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「そんなに警戒しないでよ。
変なことをしようと思って部屋に入っていたわけじゃないよ。
この雨の中だったし、たまたま合鍵を見つけてついついね」
軽い調子で彼は言った。
「勝手に、人の家に入っていいわけないでしょ。
警察に突き出してもいい状況なの、わかってる?」
「確かに今まで君には怖い思いをさせてきたと思っている。
会社での事も確かにやりすぎだったと反省しているよ。
少し、焦っていたんだ...。
君を手に入れたくて。
でも、もう無理なことをして君を奪おうとは思わない」
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