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「どれだけ私を傷つければ気が済むの?
あなたなんかもう愛することもない。
同じ空間にいることさえ耐えられないって思ってる。
だからなの?本当に、酷い」
「酷い?君を傷つけたいわけないだろう?
僕は君を愛している。
本当の気持ちは自分の手で幸せにしたい。
けれど君はそう願っていないことを、
東京にいる間、十分過ぎるほどわかった。
君には、幸せになって欲しいそう願っているんだよ。
だからこそ、
今の相手は舞にはふさわしい相手じゃないって言ってるんだ。
君を振り回してしまった、僕からの罪滅ぼしのつもりだよ」
視線は私から一度も逸らされることなかった。
彼のセリフは、嘘か真実か?
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