キスフレ2nd kiss Vol 23

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画面には私の握ったこぶしも、揺れた机も映ってはいない。 思わぬ失態に、唇を噛みしめて堪える。 「何も心配はいらないって...舞?どうした?」 そんな私のいらだちに気づかず、彼はニコリと笑った。 一度手放さなくてはならなかった未来の仕事が、 再び手に入り、胸いっぱいになっている顔をみて何も言えずに俯いた。 「なんでもない....」 今、私の頭の中を、ぐるぐると廻っているのは、 ”決める前になんで相談がなかったの?” という問い詰める質問と、 ” 決断したあなたの未来に、私は隣に、いた?” なんていう陳腐で身勝手な質問だ。
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