キスフレ2nd kiss Vol.25

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「私が言いだしたんだもんね。 間に合わなかったら別れるって。 いったの私なのに...。 悪あがきして、かっこ悪いね」 私の強がりは声が震えてて、本当にかっこ悪い。 創った笑顔は、どこかぎこちなくて、笑っているのか、 怒っているのかも、わからない顔をしている。 強がった台詞を言えるのは、終わりを予想していた御蔭だろう。 そうじゃなかったら、ここからとっくに、逃げ出していた。 今だって、 哀しげな視線から逃れたいと思ってる。 「あんなわがまま言っちゃう彼女だもんね。 嫌いにもなるよね。 別れたほうがいいってやっぱ思っちゃうよね。 ...ごめんね。こんな彼女で」 彼は私の言葉に何も言わず、 髪を優しく撫で、頬に触れた。
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