第1章

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結衣が勤めていた会社は、残業あり昼休憩は無し。。いわゆるブラック企業のような会社だった。 給料も安い方だったから休みの日に出掛けることなんてほとんど無かった。 なので、 借りたDVDを一人で見るのが唯一の楽しみで たまに誘われて女子会に参加するのもキライでは無かった。 一一一これから、 どうしよう。。一一一 友達にも言えない。。 辞めたって言ったら心配させてしまうから、友達には言えなかった。 親にも言いたくなかった。 一番頼ってきて生きてきたから こんな惨めな状況で帰れるはずもなかった。 しかも、結衣は最近引っ越しをしたばかりで、会社に歩いて通える距離にある 女性限定のシェアルームに住んでいる。 引っ越しをしたせいでさらに貯金も無かったし、今更実家に帰るなんて、、 結衣には出来なかった。 そんな時に、ふと思い出した。 1人の男の子の事だった。。 一一一あの人なら、 なんとかしてくれるかもしれない。。!!一一一 結衣は、連絡をすることにしたのであった。
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