第2章

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階段の方見なきゃ気にならないよね そう思い、ドアに背を向けて寝た。 百合香は寝付きが悪く、寝れるまで1時間はかかってしまう あぁ今日もなかなか寝れない 「百合香…百合香…」 「?!」 どこかから自分の名前を呼ぶ声が聞こえた。 気のせいか…? そう思って寝ようとするとまた名前を呼ぶ声がする。 声がするのは自分の後ろ、階段の方だ。 まだ声は聞こえている。 声は2階から聞こえてくるようだ。 さすがに2階まで見に行く勇気はなかった 母をみるといつも通り寝ていた。 なんで今日に限って…! 布団にもぐり声が聞こえないように耳をふさいだ。 何もしなければ何も起きないはず… 声は2階からこちらの方へ近づいてくる気配はなかった。 とにかくうずくまっていたらいつの間にか寝てしまっていた
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