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「ちー、と?それはなんだい?」
「簡単に言うと規格外な奴のことですw」
「なるほど…だとしたら君は間違いなくチートだね。黒髪が全魔力を内包しているという解明されてないことを知っていてそれを教え、EクラスがAクラスに勝てるようにし、魔族の襲来があっても無傷で帰ってくるんだから、ね」
ふむ、こうやって聞くと確かに俺中々やばいやつだよね。なんか実感w
ていうか。
「随分と俺のことを把握してくれてるんすね、学園長。俺そこまでお話ししたことありましっけ?」
「ないよ。けど生徒のことを理解しておくのは大事なことだと思うからね」
「にしては知りすぎですよ、まるで最初っからマークしてたみたいじゃないですかw」
その言葉を聞いて学園長はニッコリと笑う。その笑みは今までのように優しくない、意地悪さ全開の笑み。実はドッキリだと伝える時のようにおかしそうに学園長は告げる。
「最初っからマークしていたとも、転生者くん」
…
………
…………バナナ!?
なんで俺が転生者だってばれてる!?あり得ない、俺の力は確かに不可思議だ。が!
だからといって転生者なんてドンピシャで当てれるわけがない…!
ヤバイヤバイヤバイヤバスッ!
「…あんた、何者だよ…!」
「なーに、ただのチートな学園長だよ。
ただの、ね」
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