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きゃあきゃあと騒ぐ女の子達やはしゃいでいる男の子達をよけて、席まで行くと、
「神木 雪乃さんね?」
と、可愛らしい声で呼び止められた。
「は、はい?」
「私、伊集院 まどか。式の時、隣に座ってたのよ? 雪乃さん、寝てたでしょ?」
黒髪のストレート、目も愛らしいくりんくりんの黒でお人形さんみたいな子が、小首を傾げて話しかけてきた。
(うっわー、可愛いこ!てか、私、記憶がないと思ったら寝てたのねー。)
可愛さに見とれていると、にっこり微笑みながら
「それに、いちごのパンツも可愛かったわよ?うふふ。」
―――――――――――――― !!!??
あ、悪魔だ。ううん、小悪魔ちゃんだ!
「お恥ずかしいところを…。」
今日はもう帰ろう。と、回れ右をして出ていこうとしたら、ちょうど、教室に入ってくる人と目が合った。
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