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寮の部屋はいたってシンプルで、
小さな窓際には勉強机がおいてあり、
シングルベッドがこれでもか、
とゆうくらい幅をきかせている6畳くらいの狭い部屋だけど、雪乃はなんだか落ち着く気がした。
バサッとベッドに大の字になってそのまま寝てしまった。
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『…きの…ゆ…き…』
暗闇に赤く光る目。
何かわからないそれ に追いかけられ、
逃げて 逃げて 逃げて…。
それ は、型は人間だけどこのよのものとは思えない青白いざらざらしたような肌に避けた口。開けた口の中は赤く、白い牙が見えた。
『きゃあああああっ!!!??』
襲われると思った瞬間、目が覚めた。
全身、汗だくで、リアル過ぎる夢。
「夢…?夢なの?」
朝からなんだか調子が悪い。
「そして、いつの間にか夜。」
夢だった事にほっとしながら、汗だくの
ブラウスを脱ぎ、シャワーをあび、
「怖い夢だった~。あいつの目を見てからなんだか調子が出ないなあ。」
なんて独り言をいいながら、寮の薔薇園に夜の散歩に出かけた。
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