その後の話2

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 聖「それも想定済みさ。他の人間が来た場合は、私が謁見の間に案内して、クレアが国王陛下を呼んで、ただ対面するだけさ。後は、残念パーティーさ」  更夜「残念パーティー………」  クレア「誰が勇者なのです?」  ガブリエル「その基準は?」  クレア「魔法陣が足元に現れた方です」  舞「なら、ユカさんだわ。ユカさんが勇者よ」  聖「ユカが勇者か」  ガブリエル「はい。魔法陣がユカさんの足元に浮かびました。まさか、ユカさんに浮かび上がるなんて予想もしていなかったですよ」  ユカ「ひ、聖?わ、私、勇者なんて、出来ないわ………」  聖「ああ、その点は大丈夫よ。私達の方で勇者を決めているからね」  更夜「は?勇者を決めているって?」  舞「お兄ぃ?どういう事?」  聖「ここに来るのが判っているのは、ここに居る4人と+α。で、+α達には記憶を消した後に直ちに帰ってもらって、勇者を更夜にやってもらう事にしたのよ」  更夜「はあああああ?俺が!?」  聖「当たり前でしょう?更夜は男でしょう?女性よりは良いのよね?クレア?」  クレア「そうね。見栄えが良いわ」  更夜「良いかそれで?」  聖「勇者と言っても、敵国の牽制を兼ねているのよ。そうなると、女性より男の方が効果があるし、更夜は、魔力も扱えるでしょう?敵国が攻めて来たときに魔力で脅せば効果があるわよ」
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