326人が本棚に入れています
本棚に追加
聖「それも想定済みさ。他の人間が来た場合は、私が謁見の間に案内して、クレアが国王陛下を呼んで、ただ対面するだけさ。後は、残念パーティーさ」
更夜「残念パーティー………」
クレア「誰が勇者なのです?」
ガブリエル「その基準は?」
クレア「魔法陣が足元に現れた方です」
舞「なら、ユカさんだわ。ユカさんが勇者よ」
聖「ユカが勇者か」
ガブリエル「はい。魔法陣がユカさんの足元に浮かびました。まさか、ユカさんに浮かび上がるなんて予想もしていなかったですよ」
ユカ「ひ、聖?わ、私、勇者なんて、出来ないわ………」
聖「ああ、その点は大丈夫よ。私達の方で勇者を決めているからね」
更夜「は?勇者を決めているって?」
舞「お兄ぃ?どういう事?」
聖「ここに来るのが判っているのは、ここに居る4人と+α。で、+α達には記憶を消した後に直ちに帰ってもらって、勇者を更夜にやってもらう事にしたのよ」
更夜「はあああああ?俺が!?」
聖「当たり前でしょう?更夜は男でしょう?女性よりは良いのよね?クレア?」
クレア「そうね。見栄えが良いわ」
更夜「良いかそれで?」
聖「勇者と言っても、敵国の牽制を兼ねているのよ。そうなると、女性より男の方が効果があるし、更夜は、魔力も扱えるでしょう?敵国が攻めて来たときに魔力で脅せば効果があるわよ」
最初のコメントを投稿しよう!