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舞「そう言えば、もう1人のお兄ぃは?」
聖「サトルか?アイツも食堂で待っているぞ。本当はアイツも来たかったのだけど、召喚の間は一般人の入室禁止なんだ」
舞「お兄ぃは良いのに?お兄ぃは駄目なの?お兄ぃだって、神でしょう?」
聖「ややこしいな?アイツは自分自身は人間と思っているよ。私はサトルの意志を尊重したいのさ」
クレア「それに大道芸人ですから」
更夜「本当に兄貴は大道芸人になっているんだ?」
舞「お兄ぃなら出来ない事のないよ。しかし、お兄ぃとお兄ぃは一緒に暮らしては居ないの?」
聖「ああ。私は学園に通っているが、サトルは、大道芸人で色んな場所に行って大道芸を披露しているわ」
ユカ「同じ聖なのにこうも違うんだ?」
聖「私達は既に、違う人間だよ。考え方も違っているよ。ま、魂は一緒だがな」
舞「けど、お兄ぃは前の姿だよね?がぶり姉ぇから聴いているけど」
聖「そうだ。しかし、前の姿に似せただけさ。自分自身の肉体に似せた方がしっくりといくからね。だから、サトルは無意識のうちに自身の躰を創成したのさ」
ガブリエル「その件は、何度聴いても信じられませんよ。いくら聖さんとはいえども、魂が分裂し、魂の容量少なくなった状態で、自身の肉体を創成するなんてあり得ない事ですから」
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