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「おい、米賀いいか?」
放課後、遠回しにだが、話を聞いてみた。
「ん?橘先輩?知ってるもなにも部活の先輩だよ。副部長でもある。会いたいの?今から部活行くけど」
湊と深琴は、心の中でガッツポーズする。
「ちょっと話聞きたいだけなんだが、ありがとな米賀」
「別にいいよ。部活の邪魔しなければ。大会が近いからね。皆、“動物以上”に滾っているよ」
「やべーなそりゃ」
三人は冗談おかしく笑いながら、体育館へ向かった。那託は、置いてきた。勝手に帰るだろ。
体育館に来ると、他の部も想像以上に滾っていた。
米賀が所属するは、バレーボール部。
橘先輩を見つけた。他愛もない会話後、上手く話を出せた。
「ハイエナの尾とキリンの尾の人?ハイエナは、隣の大学生のお兄さんが居るな。あとは知らん。キリンは、俺のクラスに一人居るの知ってるぞ?」
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