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「なんだよ帰ってなかったのかよ」
「いーでしょ?馬鹿!これから、私も一緒だかんね!何かをコソコソやってんの知ってんだから!」
うっ、と二人の顔に皺が寄った。変な顔ー、と那託は笑う。
「それに最近、湊、唸されてるのよ?知ってる?」
「そんなに?」
「そうよ。うーうーうーって」
湊は俯いた。深琴は初耳のようで、驚いている。
「なんか夢でも見るの?」
「ま、まーな。母さん達には、内緒だかんな」
三人は、帰路に着く。
途中途中、ハイエナの尾を持つ人知らないかと、尋ねた。
それが幸したのか、見つかった。二十代後半、三十後半、おじいちゃん(年齢不詳)だった。
湊の部屋。
「ふーん。公園で見たのが、たまたまテレビで報道されて、調べようと思ったのね」
その後、警察に情報提供しようと考えていたことを那託に全て話した。
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