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他にもある。
燕の尾を持った人が春が終わる頃、ふと、海へとやってきたという。
しかも立った場所は、崖の上。
風が強く吹き付けた瞬間、彼の姿は消え去っていた。
三毛猫の尾を生やしたご老人がいた。
身体も弱まり、病院で寝たきりだった。
そんなある日、動けない筈のご老人が病院から姿を消した。
数日間の捜索。
発見されたのは、病院から数キロ離れた雑木林の中だった。
眠るように亡くなっていたそうだ。
その表情は、安らかだったという。
それから、蛇の尾を持った人は、冬になると、毎日凄い睡魔に襲われた。
病院に行っても原因が分からず、睡魔と闘う毎日だという。
今もそれは続いているという。
馬の尾を持った人は、無意識だったという。
真後ろに並んだ人を足で蹴ってしまった。
他にもいろいろ挙げられていた。
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