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「椿さん、今日は新宿パルマンティエホテルのパーティー会場のアレンジお願いね」
「はい、西川店長、小百合ちゃんと桃花ちゃんも同行してもいいですか?」
「三つ葉さんと杉山さんにはセントセシリアホテルのパーティー会場を任せるつもりなの。今日はスケジュールが重なってしまって。木葉君と一緒に行ってくれる」
木葉君…と。
「はい、わかりました。木葉君。パルマンティエは同窓会だから、お花とグリーン用意して。紫陽花多めにね」
「はい」
木葉君と二人だけで仕事をするのは、久しぶりだな。
「木葉君がフルタイムになってくれて、本当に助かるわ」
西川店長は目を細め、木葉君を見つめた。木葉君が社員として採用される日も、そう遠くないのかも知れない。
センスも才能もある。
気がかりなのは、借金問題とblue birdの瑠希亜との関係…。
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