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―新宿、パルマンティエホテル―
駐車場に車を止め、従業員専用エレベーターにてパーティー会場のある三階に向かう。
木葉君にblue birdのことを聞きたいが、私は聞けずにいた。
エレベーターを降り会場に向かうと、ホテル関係者と主催者がスーツ姿の男性と話をしていた。
「副社長…どうされたのですか?」
「椿さんおはようございます。パルマンティエは本社と近いですからね。椿さんのスケジュールを調べたらこちらだとわかったので」
「私に何か…」
副社長は木葉君に視線を向けた。
「副社長おはようございます。椿さん、俺、花材を室内に運びますね」
「お願い。各テーブルにもアレンジお願い」
「はい」
木葉君は花材を入れたバケツをカートに乗せ会場内に入る。
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