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白い靄の中を私は歩いている 先の見通せない不可解なセカイ 「足元を見て」 囁く声に蓋をして きっと足元を見れば 赤い液体に塗れた何かが転がっているの きっとこの靄が晴れてしまったら 見たくないものが全て見えてしまうの 晴れないで 晴れないで 晴れてしまった ...グチャ 最初からこうすれば良かったんだ 白い靄ももう見ることは無い あぁ これで 私は幸せなままでいられる Fin.
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