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仲の悪いりと(兄)と恋也(弟)は、旅館に行く事になる。
りとが駅に来いとメモに書いたので約束したわけではない。
集合時間に遅刻する恋也、りとの性格を一言で表すと「気分屋」、喧嘩をしながら旅館につき、その日に兄のりとはこの世に存在しないものを見てしまう。
心霊系が苦手だと言えないプライドの高い兄りとは、一人でうなされたりとしながらも、土産を買ったり、口論をしたりを弟の恋也と繰り返す。
恋也の商売相手が居たりするのだが……。
恋也になぜ、旅館に来たのかと理由を尋ねられても答えようとはしなかったが、不意にぽつりと理由を言い出す。その時恋也は狸寝入りしていたことはりとは知らない。
次の日、旅館の近くにある海に行けば、互いに別行動をとった。恋也はそこで小学校が一緒だった渡里知(わたりさとし)と出会う。
そこで少し口論するも、渡里が去り、恋也もりとと合流する。
そして帰ることになり、りとは幽霊が見えていた事を話すが、恋也は何となく知っていた。そのことに大分落胆したりとに恋也が「住ましてやりたい奴が居る」と言い、りとが「好きにしろよ」と答える。
その帰りの電車に行き道で出会った老夫婦と出会い、りとと恋也の住む家に一人の住人が増えた。
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