第1章

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教室       かっかっかとチョークで黒板に文字を書く音。 F・I 黒板を使って授業を進める教師。 眠そうに頭を揺らす正文。 正文M「美少女とラブラブいちゃいちゃしながら学園生活を送る。それは全世界の男共の夢だ。しかし、それは夢であって、現実的ではない。だから俺は――妄想に逃げた」     バタンと机に倒れ込み、眠りの世界に入り込む正文。 もわもわもわっと頭の上に雲の演出。(夢)      夢     枠を淡いピンクの霧で囲む。     ピンク色の水着姿のほむらが恥ずかしそうにこちらを見る。     ほむらの顔をズーム。 ほむら「まさくん?」     エロい顔。 ほむら「まさくん?」     胸部を強調してエロい顔。 ほむら「ま・さ・く・ん?」     エロい顔。 正文「げへげへげへ?ほむらた?ん」    ほむらの唇にズームしていく。     F・O     ブラック画面に心電図のような演出。 ほむら「……まさくん。」     心電図の振りが大きくなる。  正文「……昨日遅かったんだ……もう少し寝かせて……」     心電図の振り。 ほむら「……もう。そ・れ・な・ら……えいっ」     ――ぽふっ。(音) ほむらが正文に抱き着く。(胸を正文の横顔に押し付ける)※マネキン使用  正文「ん……?」     机に肘をついた状態で寝ていた正文が起きる。     横を向くと、ほむらの胸に顔が埋まる。※マネキン使用 ほむら「あん?」     イキ顔のほむら。  正文「ん!?」     正文が顔を離そうとして、胸を揉みしだく。※ここもマネキンを使って表現。 ほむら「……まさくん……だ・い・た・ん?」     ほむらが顔を赤く染めながら正文に甘く囁く。  正文「あ……え……ほむら……ちゃん?」     間の抜けた表情の正文。     微笑むほむら。 正文M「この子は、ほむらちゃん。俺の――妄想の産物だ。夢の中にだけいる、俺だけの恋人……の筈なんだけど――彼女は今、目の前にいる。」     ほわほわしたエフェクトでほむらを写す。(いろいろなポーズをとる) ほむら「どうしたの?まさくん?私の顔に何かついてる?」     目の前にほむらの顔、正文はうわぁと後ろに下がる。 ほむら「くすっ。変なまさくん」     F・O 学食       二人は隣合わせで席にすわる。   ほむら「まさくん、あ?ん」
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