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正文「ほむら……ちゃん?」
ほむら「思い出しちゃったの……私が、なんなのか」
ほむらは話しながら正文の横を歩き、止まる。
正文「どうしたの?変だよ、ほむら……ちゃ……」
――ちゅ。(音)
話の途中でほむらが正文の肩を引き、唇を奪う。(唇が近づいた所でF・O音だけ入れる)
ほむら「……また会おうね……パパ……大好き」
F・O
教室(夕方)
――ぶちゅ?(音)
正文は、机に唇を押し付けている。
正文「ほむらちゃ?ん……うん?」
正文は起き上がり、左右を見る。
正文「……夢……か」
――ガラッ(音)
教室のドアが開き、ほのかが入ってくる。
ほのか「……?」
ほのかと正文が互いを見つめ合う。
正文「ほむら……ちゃん」
正文ははっと夢の内容を思い出す。
夢の内容をグレースケールで流す。
正文はほのかの元に走り出し、下を向いてほのかの手を握る。
ほのか「え、え、なに!?」
ほのかはきょろきょろと辺りを見回し、正文を見る。
正文「ほむらちゃん」
ほのか「ほのかです」
正文「へ……?」
顔を上げて間抜けた顔をする。
ほのか「明野ほのか……もしかして私のこと、分かりませんか?」
正文「こんな可愛い子がいたとは……この世界も侮れない。と思ったくらいに新鮮です。」
ほのか「くすっ、全く、こんな可愛い女の子の名前を憶えないなんて……いつも寝てるからですよ」
正文「……すみません。」
正文は手を離し、離れる。
ほのか「いいです。それに……」
ほのかは頬を染めて何かを言う。(口パクで言葉の内容はカット)
窓から風が入り、カーテンが揺れる。
揺れる髪を抑えるほのかは微笑む。
正文「……へ」
ほのか「そういうこと……だよ。ま(・)さく(・・)ん(・)」
ほのかの顔をアップ。満面の笑み。
BGMスタート
学食
正文N「それから俺達の関係は始まった。」
二人は照れながら笑って食事をする。
ほのかが正文の口にスプーンを運ぶ。
正文がそれを食べようとした所で、それを自分の口に入れる。
目を瞑ってあーと口を開けたままの正文。
それを見て吹き出すほのか。
正文は目を開け苦笑い。
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