第1章

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   正文「ほむら……ちゃん?」   ほむら「思い出しちゃったの……私が、なんなのか」      ほむらは話しながら正文の横を歩き、止まる。   正文「どうしたの?変だよ、ほむら……ちゃ……」      ――ちゅ。(音)      話の途中でほむらが正文の肩を引き、唇を奪う。(唇が近づいた所でF・O音だけ入れる)  ほむら「……また会おうね……パパ……大好き」      F・O   教室(夕方)      ――ぶちゅ?(音)      正文は、机に唇を押し付けている。   正文「ほむらちゃ?ん……うん?」      正文は起き上がり、左右を見る。   正文「……夢……か」      ――ガラッ(音)      教室のドアが開き、ほのかが入ってくる。 ほのか「……?」      ほのかと正文が互いを見つめ合う。   正文「ほむら……ちゃん」 正文ははっと夢の内容を思い出す。      夢の内容をグレースケールで流す。      正文はほのかの元に走り出し、下を向いてほのかの手を握る。  ほのか「え、え、なに!?」      ほのかはきょろきょろと辺りを見回し、正文を見る。   正文「ほむらちゃん」  ほのか「ほのかです」   正文「へ……?」      顔を上げて間抜けた顔をする。  ほのか「明野ほのか……もしかして私のこと、分かりませんか?」   正文「こんな可愛い子がいたとは……この世界も侮れない。と思ったくらいに新鮮です。」  ほのか「くすっ、全く、こんな可愛い女の子の名前を憶えないなんて……いつも寝てるからですよ」   正文「……すみません。」      正文は手を離し、離れる。  ほのか「いいです。それに……」      ほのかは頬を染めて何かを言う。(口パクで言葉の内容はカット)       窓から風が入り、カーテンが揺れる。       揺れる髪を抑えるほのかは微笑む。    正文「……へ」   ほのか「そういうこと……だよ。ま(・)さく(・・)ん(・)」       ほのかの顔をアップ。満面の笑み。       BGMスタート 学食   正文N「それから俺達の関係は始まった。」 二人は照れながら笑って食事をする。 ほのかが正文の口にスプーンを運ぶ。   正文がそれを食べようとした所で、それを自分の口に入れる。   目を瞑ってあーと口を開けたままの正文。 それを見て吹き出すほのか。 正文は目を開け苦笑い。
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