第1章

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  正文N「妄想だけだと思っていた現実を俺は簡単に手に入れた」 教室                                                                                                                       眠っている正文を起こそうとするほのか。       正文が寝ぼけてほのかの胸を揉む。※マネキン使用します。       ほのかは顔を赤くする。   正文N「どうして気づかなっかったんだろう」       ほのかは正文をしばく。   正文N「どうして気づけなかったんだろう」      そんな二人をみて苦笑いを浮かべる教授。 正文N「もうそんなことどうでもいいくらい、俺は幸せだった」     正文とほのかが笑う。 職場大学(撮影はどこかの研究室)   正文N「俺は大学を卒業した」       スーツ姿の正文がパソコンに向かっている。       正文はうとうとし始める。       寝そうな正文の頬にコーヒーの入ったマグカップを当てるほのか。    正文N「俺とほのかとの関係はまだ続いていた」       まさふみは頭を掻いて苦笑い。       そんな正文を見て微笑むほのか。   正文N「俺にはこいつしかいない……そう感じていた」 夜の道(撮影は学校中央辺り)       時計を確認しながら走る正文。       ベンチの横で速度を落とし、左右を確認する。       ほのかが座っているベンチを見つける。       ほのかの前に立ち、何かを言う正文。(口パク)       驚いた顔をしてたあと、涙を浮かべるほのか。       正文は懐から小さな箱を出し、ほのかの前で開ける。   正文N「――絶対、幸せにするから」       中には指輪が入っていて、自分の左手の指輪を見せながら笑う。       ほのかは口に手を当てて泣きながら微笑む。       正文はほのかの左手の薬指に指輪をはめる。       F・O     T「――俺に、守るべき物が出来た」 学校の道(K1前の道)       正文とお腹の大きいほのかが、並んで歩く。   ほのか「ここに来るのも久しぶり……」       お腹を撫でながらほのかは呟く。    正文「あぁ、そうだな」
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