第3話 アイドルの秘密 7

14/30

77人が本棚に入れています
本棚に追加
/30ページ
府警から十分程、狭い道に二階建ての家が並ぶ中、年季が入っている事務所のような建物に着く。 三階建てで、看板はなく、すりガラスの窓から中は見えない。 一階の出入り口だろう扉も同じだ。 周りの家は、緑が置かれ、生活感に溢れている。 話しを聞いたからか。 杉田の目に、建物が異質に映る。 「何、ぼーっとしとんや。行くで」   そう言って、柳下が車を出ていく。 杉田は、慌てて続いた。 「……あの、捜査令状、取ってるんですか?」 「さっき、理由がないて答えてたやろが」
/30ページ

最初のコメントを投稿しよう!

77人が本棚に入れています
本棚に追加