第3話 アイドルの秘密 7
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柳下の隣に並び、玄関の先、公民館を思わせる畳ばりの部屋が見える。 光景に、杉田は固まった。 「こんにちは、どちら様でしょうか」 後ろからの声に、杉田は振り返る。 気配無く現れた小柄な男は、部屋の人間たちと同じ、上下白の作務衣姿。 「また、刑事さんですか。まだ何か」 「……おい、これは、何をやっとるんや」
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