第3話 アイドルの秘密 7

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「はい」と返すと、柳下はふんと鼻を鳴らす。 天王寺駅を少し離れた先で、杉田は運転を代わる。 行先を聞き、車を動かす。 「さっきの、エリートにチクんなや」 堺筋に曲がり、タバコを咥えた柳下が言った。 「……どうして、梅林寺さんに自殺体の件を」 「あの、イヤミな管理官の親類やろ」
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