第3話 アイドルの秘密 7

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杉田は、となりの顔を見る。 前を向けと怒鳴られた。 「言わんでも、分かるわ。よう似てるし、同じマンション住んでんねやろ」 「……親類では、ないらしいです」 「なら、あのエリートらデキとんか」 「それも、ないです」と杉田が答え、柳下は火を点ける。 「まあ、想像出来んわ。あの能面みたいな顔が、男の前で変わるん」 「ちゃんと、表情ありますよ」
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