第3話 アイドルの秘密 7
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零れた言葉に、杉田は隣を見れなかった。 「京大は、あんなんが好みか」 「ちがっ、そういうんじゃないです!! それに、僕は……」 信号で止まり、ゆっくりと向く。柳下は、にやりとした顔で、煙を吐いた。 「何や、女出来たんか」 前を向き、変わった信号に進む。 「大事にしたれよ。俺ら、いつ、何があるか分からんから」
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