第3話 アイドルの秘密 7

28/30

77人が本棚に入れています
本棚に追加
/30ページ
にやついている顔に、無いですと小さく答える。 「こういう、普通のマンションの部屋で、女待機させて。客の電話注文受けてから、部屋とかホテルに運ぶんがデリバリーヘルスや」 言葉は知っているが、そういう仕組みなのかと思った。 「今は、ネットで写真見て、注文するらしいで。実物と違うんがよう来るって、山上のアホが愚痴っとったわ」 階に着き、柳下が進む。 後を続きながら、杉田は、元気だなと思った。 「親御さん、知らんかったらしい。OL続けとるって嘘ついてたんやと」 ここやと、柳下が扉の前で止まる。 「ホストに入れあげて、風俗落ちて、死んで、アホやろ」
/30ページ

最初のコメントを投稿しよう!

77人が本棚に入れています
本棚に追加