第3話 アイドルの秘密 7
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「京大、さっき渡した写真、エリートに見せてないやろな」 窓を開けようとしていた杉田は、動きを止める。 煙とともに吐かれた言葉に、思い出す。 「……はい」 リリコに見せるどころか、存在を忘れそうになっていた。 そう、口が裂けても、言えなかった。 「右側の女に、今日、山上と会いに行け」
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