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そう吐き捨て、柳下が住所を言う。
杉田は、カーナビに入力する。隣からの煙に目を細め、車を発車した。
「四日前の深夜、店で、時任と言い争っとったらしい。明けて、三日前の朝に自宅で発見された時、見当たらんかった」
「何がですか」と、杉田が聞き、柳下が肩を拳で殴る。
「二年目やろが!! 携帯に決まってるやろ!!」
「分かりませんよ」という言葉を返さず、謝った。
「あの写真は、店のボーイからや。情報込みで、高くついたわ」
柳下は煙を吐き、窓を開ける。
杉田は、息を大きく吸う。
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