第12話
14/34
読書設定
目次
前へ
/
34ページ
次へ
最後の力を振り絞って、重たい瞼を持ち上げる。 けれど、視界が霞んで友香の顔がよく見えない。 「陸ッ?」 友香が俺の手をギュッと握り締める。 指先に僅かに感じる友香の温もりが胸に沁みた。 俺が居なくなれば、本当の意味で友香は自由になる。 そう思えば、何も怖くなかった。 出血が多いのか、身体が冷たくなっていく。
/
34ページ
最初のコメントを投稿しよう!
771人が本棚に入れています
本棚に追加
広告非表示!エブリスタEXはこちら>>
前ページへ
次ページへ
スターで応援
250(あなた 0)
小さく
文字
15
大きく
狭く
行間
1.8
広く
白
黒
クリーム
ゴシック体
明朝体
まとめてページ表示
指定なし
5ページ表示
10ページ表示
15ページ表示
ページコメント表示
ページスタンプ表示
最後に読んだページを自動で保存
最初のコメントを投稿しよう!