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「それって吉川さんとかも来るの?」
「さあ? でも別に来たら来たで無視でいいじゃない」
「亨も呼んだ方がいい?」
「呼んだら女子が喜ぶ」
「止めた」
美佳がそんな私を、にやにやと見ながら嫌な笑いを浮かべた。
どっちにしろ、亨は来なかったろうと思う。
新年会の日程が翌週の金曜の夜で、新年会に行きたいから、と伝えると。
「俺もその日、仕事遅いから。終わったら迎えに行くよ」
と、言っていた。
開発部と聞くと一瞬眉毛がぴくりと動いたけれど、美佳とその友達も一緒だと伝えるとあっさりと納得してくれたところが、亨の美佳に対する信頼の表れだと思う。
「いや、なんとなくだけど。ああいうタイプって信頼できる。あの子と一緒なら大丈夫だろ」
決して私を信頼しているわけではないらしい。
そういえば美佳と仲良くなる前にも一度、社員旅行で一緒に話した時に「あの子と友達になれよ」みたいなことを言っていた。
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