epilogue

2/18
前へ
/20ページ
次へ
翌日は、軋む身体を引きずりながら会社に向かう羽目になった。 おまけに、全然眠りたりない感じで、瞼が重くて朝日が眩しい。 「亨の馬鹿……月曜なのに」 会社へと向かう車中で、運転する彼を睨みながら恨み言を漏らす。 これから一週間、身体の重みのせいか異常に長く感じてうんざりした。 「おまえちょっと身体鍛えた方がいいんじゃね?」 けらけらと笑いながらそう言う彼は、まるで堪えていない様子でただ少しだけ、眠そうにあくびをする。 「普通に生活してたらこんなことにならないもん」
/20ページ

最初のコメントを投稿しよう!

1521人が本棚に入れています
本棚に追加