警察官:仲嶺一の日誌

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 俺の名前は仲嶺一。    警察学校での基礎教養を終了し、この春から新任の警察官として少年課に配属された。  …が、こんな所でくすぶってる訳にはいかない!  学生結婚で苦労をかけどうしだった妻の為にも必ず刑事になって、捜査一課に配属される…それが俺の目標。  その為にも月末に集計される「検挙ポイント」で頂点を取り、刑事課へ転属願いを出すのだ!  今日現在、俺の順位は同期で交通課の山岸と同列首位…負けられない!   が、俺が配属されたのは少年課。    検挙ポイントのなかでも少年補導は最も得点が低い…だからこの「援交」を青少年保護育成条例や児童福祉法で検挙できれば高得点だ!  これを逃してなるものか!  幸運にも今日は、私服で巡回していたのでハゲデブ親父も俺が警察官であることには気づいていない。  俺は、決定的瞬間を押さえるため移動を始めた二人の尾行を開始した。  平日の昼から夕方にかけての人混みの増え始めた繁華街を二人は手を繋いで通り抜けカフェに入る。
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