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「はふぅ、きれいだねコレ」
ハゲデブ親父はぶひひと鼻を鳴らし美少女の艶髪をさわさわと野太い指に絡め、ぬたりと脂ぎった自分の唇を舐めずりあげた!
のおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!
清らかな乙女の艶髪が薄汚れたハゲデブ親父に穢されるぅぅぅぅうう!!!
俺は今すぐ飛び出して検挙したい衝動を必死に押さえ込んだ!
パリン!
「おっ、お客様! お客さまぁあ!!?」
勢い余って握りつぶしたグラスで掌が血まみれになるが、そんな事はどうでもいい…落ち着け俺…平常心だ…検挙するにはまだ足りない。
わたわたと慌てながら代わりの水のグラスとおしぼりを差し出すウェイトレスを尻目に、俺はさらに様子を伺う。
「ちょっと~あんまり触らないでよ! 手入れ大変なんだからぁ~」
美少女は、不機嫌そうに眉を寄せてハゲデブ親父を「むぅ~」と睨んで見せる…どうしよう可愛い…まるで妻の学生時代を彷彿とさせるようなぷくっと膨れたもち肌の頬に俺は勤務中にも関わらず見とれてしまう。
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