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家事の役割分担もできて、生活のリズムにも慣れてきた。
洗濯は私の役目。
掃除は二人で。
晩御飯は私が作るから、朝御飯は亨の役目なんだけど……これはちょっと考え直すべきかも。
休日は特に、中々起きてくれない。
「いいよ、私作るから亨寝てて」
そう言ったのに、絡む腕が中々離れてくれなくて諦めて頭を枕に戻した。
「大丈夫だろ、もうちょっと……十分くらい」
「何が大丈夫なのよ」
「秋生さんもきっとたまには寝坊したいって」
わけのわからない理屈で、あと十分の寝坊が確定する。
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