コウ

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コウ

監禁となった未来は、部屋で泣き続けた―… そんなある日、未来の部屋の窓にコツンと何かが当たり、それに気付いた未来は、窓を開けた。 『未来ッ!!!』 「コウ…」 『おいで!!』 「…」 『まさか俺が裏切ったとでも思ったのか!?』 「…」 『俺、借金があって未来に迷惑かけたくなかったんだ…。あの金で借金を返してから未来を迎えに行こうと思ったんだ。』 「コウ…」 『俺を信じてくれッ…』 未来は窓からコウの胸へ飛び降りた。 コウと未来はアパートに戻り、また幸せな暮らしをスタートした。 未来は家に手紙を送った。 「お父さん、お母さん、お兄ちゃんへ 私はコウくんと、幸せな生活を送りたいと思っています。 もう家には帰らないと思います。 縁を切られても仕方ないと思いますが、今までありがとうございました」 けど、未来は幸せな未来はなかった。
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