疲れとスケベと高揚と脳髄と

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がしゃりっと、僕の目の前で無骨な改札口が開く。 僕の仕事で疲れてジンジンする頭に音が響く。 時間は6時半を越えようとしていて、死んでるような目の大人たちが沢山歩く。まあ、僕もその一人で毎日人を避けてホームに向かうという億劫な作業をしていた。 ホームにたどり着いて白線の前で待つ。 こんなこと、何も考えずに頭を空っぽにしても出来る。 僕はいつも通り、頭を空にした。
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