第一章.真っ赤な嘘を召し上がれ♪

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だんだんと牙が首筋を這い、耳朶を咬まれる。 俺が何も言わない事をいいことに、耳の中に舌を差し込まれ水音が直接響く。 白「…ん、ふぅ…っ。」 自分の喘ぎ声と水音しか聞こえなくなってきた。 白「んゃあ、ぁ…っ」 黒鉄の牙は最後に歯型を残して、今度は唇に移動してきた。 そのまま暫く貪られていると、いきなり横に抱き上げられる。 咬みつくのを止めないまま器用に抱き上げ、ベッドへ、直行される。 頭の隅で、あぁヤるのかな、なんて考えていた。 長い間ご無沙汰だから溜まっているだろうなぁ。 まぁ、いいや。 黒鉄だし。 なんでだろう。 黒鉄なら、許せるよ。 軽く幼くなった思考で、そんな事を思った。
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