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だんだんと牙が首筋を這い、耳朶を咬まれる。
俺が何も言わない事をいいことに、耳の中に舌を差し込まれ水音が直接響く。
白「…ん、ふぅ…っ。」
自分の喘ぎ声と水音しか聞こえなくなってきた。
白「んゃあ、ぁ…っ」
黒鉄の牙は最後に歯型を残して、今度は唇に移動してきた。
そのまま暫く貪られていると、いきなり横に抱き上げられる。
咬みつくのを止めないまま器用に抱き上げ、ベッドへ、直行される。
頭の隅で、あぁヤるのかな、なんて考えていた。
長い間ご無沙汰だから溜まっているだろうなぁ。
まぁ、いいや。
黒鉄だし。
なんでだろう。
黒鉄なら、許せるよ。
軽く幼くなった思考で、そんな事を思った。
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