1

2/24
409人が本棚に入れています
本棚に追加
/230ページ
朝は目覚まし派?アラーム派? 俺母ちゃん派~。 という会話を思い出し、ベッドの上で目を覚ます。 今の母ちゃん派~、の話をした男は、たった今シャワーを浴びている。 まだ夜中5時か。確かに外は暗い。 「ただいま」 シャワーから帰ってきた男が、ドアを開けベッドに歩いてきた。 トランクス一丁で頭を拭いている彼の名は松原(まつばら)君といって、大学時代テニスクラブで一緒だった。 それで今は、会ってはベッドでやることやる関係性に至った。 私も松原君も、ラブホを利用するお金すらケチる主義なんで、私の部屋のベッド。 マンションの中の普通のベッド。 無印で買いました(敬礼) 無印は文房具から化粧品までお世話になってます。ありがとう無印。 あ、大丈夫です。お互い割り切ってるんで。不倫とか浮気じゃないんで。向こうも私もフリーなんで。 と、心の中で苦しい言い訳をする。 いや大丈夫なのか、毎回こんな調子だけど改めて考えたらこれ大丈夫なのか、大丈夫だよな?悪いことしてはないよな? と、心の中で苦しい心配もする。
/230ページ

最初のコメントを投稿しよう!