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不思議なことに、
自分の部屋に志緒を連れ帰り
完全に2人きりになった瞬間、
嵐のような衝動は
さざ波のように引いていった。
だが志緒に触れたくて
触れたくてたまらなくて、
昨日彼女の身体を沈めた
ソファーにもう一度転がる。
こうして腕の中に
抱いているだけで、
何もかも許された気になってしまう。
判っていたことだが、
志緒と寝たいだけじゃない
自分にほっとした。
昨日志緒にひどいあてつけ方を
してしまったことは
もう覆せないが、
彼女と再会してからは
本当に冴とは何もなかったと話すと、
どっちでもいいと一蹴される。
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