溺れるふたつの体

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  ゚・*:.。..。.:*・゚・*:.。..。.:*・゚ 不思議なことに、 自分の部屋に志緒を連れ帰り 完全に2人きりになった瞬間、 嵐のような衝動は さざ波のように引いていった。 だが志緒に触れたくて 触れたくてたまらなくて、 昨日彼女の身体を沈めた ソファーにもう一度転がる。 こうして腕の中に 抱いているだけで、 何もかも許された気になってしまう。 判っていたことだが、 志緒と寝たいだけじゃない 自分にほっとした。 昨日志緒にひどいあてつけ方を してしまったことは もう覆せないが、 彼女と再会してからは 本当に冴とは何もなかったと話すと、 どっちでもいいと一蹴される。 .
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