その誘い、心揺れます!

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 結局……よく分からないまもちゃんのせいで、私はうだうだ考えに考えて眠れない夜を――というのは嘘で。  よく分からないけど考えても無駄っぽいし、さっさと寝ようと決めて、のび太君にも負けない勢いで、瞬殺で眠りに落ちた。  しかし現実と言うのは、どうやら寝ても逃げられない時があるらしい。  眠っている間にも、はっきりとは思い出せないけれど、まもちゃんが夢に出てきたような気がしてならない。  昨日、家に帰ってきた時には、あの店に来た奴らのアレコレでもやっとしていた。  思い出したくもないし、結局何だったか謎に終わってしまったあのことも、私のもやっとの対象だ。  けれど、その上を行くもやっとが身に起きてしまったのだから仕方ない。    一体何がどうなって、私はまもちゃんに押し倒されたり、あろうことか抱き寄せられたり、果てはデコチューなんてものを頂いたのだろうか?  いや、そんなにへりくだらなくてもいいのか? 私。   でも下僕の分際だしなぁ……  ――はっ!! だめよ、瑠璃。  自分で下僕に成り下がっちゃ駄目!!
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