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「それで?俺の結婚祝いってことだけど。
そっちはどうなった?」
店員がいなくなると、瀬戸が聞いてきた。
……若干にやけ顔なのが
ちょっと気にくわないが。
しかしまあ仕方ない。
瀬戸の助言のおかげ、な部分もあるわけで。
「ああ。付き合うことになった。
……なあ、潤?」
「……うん」
自分から名前呼びがいいといっていた癖に、
潤と呼ぶたびぴくりと体が震えて、
顔が赤くなる。
……というかなんで、こんなに初々しいわけ?
「そっか。そりゃよかったな」
「ああ」
「……うん」
やっとはにかむように潤が笑って……
やっぱ可愛いな、とか思う。
その後飲み物がきて、
適当に食べながら話してた。
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