第1章

13/41
前へ
/685ページ
次へ
桃タロにゃんが山で枝葉を刈りにゃがら、縫い針と木の枝を使って小さな弓矢を作ったにゃ…器用にゃん。 少し奥に行くと、バサバサ言う羽音が聞こえたにゃ。 見れば…一匹のハーピーが罠に掛かっていたにゃん。 「可哀想に…」 桃タロにゃんは、ハーピーを罠から外してあげたにゃ? ええと?狩りにゃんだけど…。 「同じ人型のモノを食べるって…それ、どんなホラーでしたかね!」 え~え!羽根にゃん、鳥にゃん、うまそうにゃん! 「却下でし!ワタシうずらは食べた事ありますし、兎も捕りますたが…あれは、却下でし!」 ほら桃タロにゃん、カラスだにゃ!獲物だにゃ! 「鴉はワタシの国ではラッキーバードですし、食べれる気がしませんし! 鴨猟ならしたことありますが、カラスはダメでし!」 木の上のカラスはホッとした顔をして一声カー♪と鳴くと、鴉天狗になったにゃ! 「姫、こんな所にひとりは危険でござる…」 「…ええと…サルでしたかね?」
/685ページ

最初のコメントを投稿しよう!

283人が本棚に入れています
本棚に追加