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「アナタは小さい頃から同じ年頃の友達が居たのでしたかね?
ワタシはつい最近…お母さんが亡くなってから同じ年頃の友達ができたのでしたが。」
ええと…男の子がじっとワタシの顔を見ています。
「学校も、この年になって初めて九十九学園高等部に入ったのでしたが…。
小さな同じ年頃のお子様は、何をして遊ぶのでしたかね?
お婆ちゃんと料理ごっこや裁縫ごっことか、お爺ちゃんと大工さんごっこや修理屋さんごっこで遊ぶのでしたかね?」←ほぼ本格的修行レベル
「え?ええとかけっことか?」
「かけっこ?ワタシいつも負けてましたが…」
「ぉお爺ちゃんに?」
「いえ。ロイお爺ちゃんの飼っている牧羊犬のジョンにでしたが…あと、ジョンの追いかけている羊にも負けてました。
…敗北感MAXなのでしたとさ。」
「クス…変なお姉ちゃん、…アハハ」
「お兄ちゃんでしたがね!」
男の子が笑いました。ワタシ、何か楽しい話しをしましたかね??
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