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「それでもアナタは、お母さんに会うべきなのだとワタシは思うのでした。
アナタが此処に縛られない為にも、必要な試練なのだと思うのでしたとさ。」
泣きそうな顔をする男の子の頭に乗せた手の動きをポンポンからナデナデに変えて、ワタシは腰をかがめて男の子の目を見ました。
「お母さんに会う時は、イチズくんもワタシも頑張れ!ってyellをおくるので。
ええと…ワタシがお父さんに会った時もイチズくんや皆さんがそばにいてくれたので…
ええと…ええと…
ひとりは辛過ぎでしたが、ひとりじゃないととても心強いものです。」
ワタシはイチズくんが友達になってくれて、本当に良かったのでしたが…
「イチズくんまでキラキラの目でワタシを見てますが…可愛らしくないので、頭をポンポンしてあげませんし。」
「だ、大輔くんがツンデレてるし…」
逆にイチズくんに頭をポンポンされてしまいましたとさ。
今のワタシはイチズくんとドスコイドスコイの身長でしたが…
「大輔くん。それ、どっこいどっこいの間違いだから…。
ドスコイは相撲の時の掛け声。」
oh!相撲レスラー、日本の国技ね?
…何故だかジャックちゃんまで笑ってますし…。
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